いよいよ出発!2008-06-10 Tue 00:42
「ねえ、このバス、どこへ行くの」 「お客様の行きたいところへ行きます」 「へえ、わたしの行きたいところ知ってるの」 「いや、それは存じておりませんが…」 「じゃあ、目的地も知らないのに、どうやって行くの」 「そのうちにわかってきますから、ご安心ください」 「そのうちっていつなの」 「…まあ、そのうちにね」 「ふうん…つまり、バスが発車すると、わたしがどこに行きたいのか自然に分かってくるってことだね」 「まあ、そういうことになりますね」 「どうしてわかるの」 「やあ、それはお答えできないんですが、まあ、旅立ちのバスですからね、なんとなく」 「なんだかうさんくさいね」 「…あのう、お客さん、乗りますか」 「まあ、面白そうだし、乗る」 というわけで、旅立ちのバスに乗った。 乗客はわたしだけだった。 運転手さんはバックミラーで車内を確認して、バスのドアを閉めた。そして、懐からピンク色(間違いなくピンクだった)のハンカチを出して、念入りに顔を拭いた。それから、そのピンク色のハンカチをきちんと四角く折りたたんで、また懐に戻した。 「ただいま発車いたします」 わくわくしはじめた。いったいこのバスはどこまで走るのか。わたしの行きたいところはいったいどこなのか。もうすぐ答えが出る。 突然、音楽が聞こえてきた。最初は幻聴かのようにとても弱かったが、だんだん大きくなってきた。 耳に馴染んだ旋律だった。あら、これは… 目覚まし時計の音楽じゃないかよっ! パッと目が覚めた。目に入ってくるのは真っ白な天井。 ああ、何もかも夢だったか。 って、夢オチかよっっ |
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この記事のコメント目に入ってくるのは真っ白な天井。
「ここも見知らぬ天井」とシンジちゃんが言った
2008-06-11 Wed 20:37 | URL | elysium #-[ 編集]
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